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春の永代経
3月19日(日)お彼岸に併せて永代経をお勤めしました。
「浜までは 海女も蓑着る 時雨かな」
―― 海産物を獲る海女さんというのは、どうしたって海に潜って濡れるのだが、浜に行くまでに雨が降っていれば蓑を被って体を労わって、濡れないようにして浜まで行く ――
私たち人間も命を持つ生き物であり、どうしたっていつかは必ず死んでいかねばならない。しかしせっかく人間に生まれたのだから、命終わるときまで仏法の蓑を纏って(仏法を聞かせて頂きながら)この娑婆世界の一瞬一瞬を大事に生きていくことを、仏さまは教え示してくださっている。
福井県勝山市西宮寺ご住職で本願寺派布教使の、三嵜霊証先生のお話でした。仏法と出遇い喜ぶべきこの身を振り返る、貴重な時間でした。